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10年ほど前ですが
学童保育の指導員のアルバイトを
短期間ですがしたことがあります。
小学生なのでカワイイですが
対応に困ることも多々ありました。
今回は困ったエピソードなどを
読んでもらえたらと思います。
指導員のアルバイト初期のころに困ったこと
指導員、とはいえ
学童の中では新人です。
こども達なりのルールなどに
戸惑うこともありました。
約束やぶりで険悪に・・・
勤務日、初日。
「新人指導員はどんな人なんだろう?」
と、興味をもって
けっこう話してくれたりします。
外遊びに行く前に
女の子グループから
「いっしょにサッカーしよう」
と、誘われ
男の子グループからは
「鬼ごっこしよう」
と、誘われていました。
こども達とあそぶのも仕事ですが
基本は全体の見守りが大事。
わたしはそれぞれの遊びに混じりながら
見守りをするつもりでした。
が、こども達は
がっつり遊ぶつもりだったようで
男の子、女の子グループそれぞれが
「こっちが約束したから遊んでもらう」
と、ちょっと揉めてしまいました。
「サッカーと鬼ごっこと順番で入るからね」
と、話しましたが
女の子グループのリーダー格の子に
「サッカーするって言ったのに約束やぶった。
もう、入らなくていい」
と、言われ
その子とは数日間、疎遠状態になってしまいました。
勤務初日から前途多難・・・^^;
確かにあっちもこっちもホイホイ受けて
安易に遊ぶ約束をしてしまった
自分が悪かったな、と反省。
それからは、こども達が遊びに誘ってくれたら
「他の子とも約束してるから少しね」
「みんなのこと見てるからずっとはムリかなぁ~」
と、事前に伝えるようにしました。
険悪ムードだったお子さんとは
じょじょに話すようになり
いつの間にかいっしょに遊べるようになりました。
いつまでも引きずらないのは
こどもの良さですね。
根がいい子で助かりました。
指導員の占領は禁止
学童さんの中に
とっても懐いてくれる女の子がいました。
遊ぶときもなんとなく横にいたり、
おやつタイムも近くに座ってくれたり。
「こども達に嫌われたらしんどいな」
と、思ってたので
寄ってきてくれるだけ嬉しかったです。
ですが、他の女の子から
「先生(指導員のこと)を占領したらダメなんだよ。
あの子、新しい先生が来ると
ずっとひっついてるの。
先生をお母さんみたいにしたらダメ」
と、言われました。
どうやら女の子の間での
暗黙のルール?のようです。
このお子さんに限らず
おとなしくて一人でいる子に
ちょこちょこ声をかけてると
「なんであの子のとこばっかり行くの?」
と言われたり
「先生こっち来て」と呼ばれたり。
女の子同士で特定の指導員とベッタリにならないよう
お互いがセーブしてたり
牽制しているようでした。
あ~、そういえば女の子って
こんな感じだったわ~、と
わたしも一応、女子小学生経験者なので笑
なんともいえない女子特有の
人間関係のびみょうな感じを思い出していました。
ひとりでいるのが気になる子は
マンツーマンの時間は短めに、
他の子と遊べるものに誘ったり
(トランプゲームなど)
体を使った遊びに順番に入れるよう
誘ったりしてました。
もちろん、無理強いはせず、
こっちをチラチラ見て気になってる感じなら
声をかける、って感じでした。
おとなしい子は自分から入れないこともあるので。
ブタよばわり
わたし、おデブさんなのですが
指導員をしていた当時も太ってました。
で、勤務して間もない頃
女の子数人がジャングルジムに登って
下にいるわたしがボールを当てる、
という遊びをしてました。
ボールはバレーボールくらいの大きさで
やわらかいものです。
ジャングルジムに登ってる子がキャッチすると
下にいるわたしに投げて返すのですが
わざと遠くに投げたりするんですね。
当てられないように逃げたりするので
それはいいのですが、
ボールを取りにいくわたしに
「さっさと拾え、ブタ」
「早く取ってこい、ブタ」
と、大きな声でブタよばわり・・・
これ、低学年の子じゃなくて
高学年の子が言うんです。
おーい、道徳の時間、寝てるのかー?
デブとかブタとか言われたくなかったら
痩せればいい、
っていう意見もありますが
だからっておデブちゃんなら
何でも言っていいわけではないと思うのですが
どうでしょう??
この「ブタ、ブタ」コール
2,3回ならスルーしようと思ってましたが
けっこうしつこく言われて
イラッとしてました。
そのイライラを隠しきれないまま
「ブタじゃなくて、ちゃんと名前あるから
名前で呼んでくれる?」
みたいなことを言ったと思います。
我が子が言ってたら
怒って叱りつける場面ですが
よそ様のお子さんって
どのくらい叱っていいか分かりません。
落ち着いて言ったつもりだけど
不機嫌さは出ていたはず・・・
小学生相手に大人気ないですね。
新人で怒りそうにないから
「こいつには何を言ってもいい」
と、思ったのかもしれませんね。
困ったときの対応策
上に書いた具体的な困ったこと以外に
日々の中の困った場面も多々ありました。
家庭で子育てしてる時にも
使うような手ですがご参考までに
読んでもらえたらと思います。
宿題がなかなか進まないとき
中学年以上になると指導員が
いちいち見なくても
サッサとできるのですが
低学年の子達は進み具合にムラがあります。
問題が分からないときは
ヒントを出したり、
計算問題なら図に書いたりします。
が、ただただやる気が出ない。
なんて時もあります。
そんな時は、まずは褒めてました。
漢字の書き取りとか
「上手に書けてるね、キレイだね」
と、褒めてました。
この褒め方だと、こども達には
「サッサと宿題させたくて言ってるんでしょ」
と、見透かされてしまいます。鋭い^^;
漢字を書いてたら
「この列の中だとこの字がいいね」
「この字の”はらい”の部分、きれいだね」
と、具体的に褒めると
『ちゃんと見てる』のが伝わるのか
こどももすんなり聞いてくれました。
書き取りしたあとで
「どの字が一番キレイ?」と
たずねてくれる子もいました。
とくに部分的に褒めるのは
字が不得意な子でもどこかしらいい部分があるので
褒めやすいですよ。
計算問題のときは
わたしが分からないフリをして質問して
こどもができたら
わたしより早く計算できるのすごいね、
って感じで褒めてました。
上の学年の子には通用しにくいですが
低学年の子はけっこうノッてくれてました。
おやつ前の手洗いにいかないとき
おやつタイムの前には
おもちゃ等は片付けて
教室内にある水場に並んで
手洗いをします。
この手洗いになかなか行かない子がいます。
先に洗って、机の前に座って待っている子も
待ちくたびれて遊びだす、
という魔のループ状態になるときも。
(全員が手を洗って机の前に座って揃うまで
皆がおやつを食べられません)
なるべく早い段階で
「この中で早く手洗いできるのは誰かな~?」
「早くしないビリになっちゃうよ~」
と、競争するような感じで声をかけます。
それでも知らん顔して遊んでいる子は
その子の横について
ロボットみたいなしゃべり方で
「おやつの時間です。手を洗いましょう。」
ってしつこーくループ再生。
最初は無視してるのですが
あんまりしつこく言われると
「あぁもぅわかったよ!行けばいいんでしょ」
と、うざがりながらも折れて
手を洗いに行ってくれました。
印象に残っている困ったことや
対応策を書いてみました。
(対応策といえるほどの内容ではないですが)
学童保育の指導員でなくても
子供と関わることがあれば
遭遇することかもしれません。
どう対応するのがベストだったのか
未だに分からないですが
どなたかの参考になればと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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