皆さんは節句人形などどうされてますか?
うちの子達も10代後半になり、
兜やお雛さまをどうするか考えてましたが
季節のインテリアとしてこれからも飾ることにしました。
4月初めから5月5日まで兜出しましたよ。
じゃぁ、タイトルのお雛さまですが・・・
そう、私のお雛さま。
この度思い立ってご供養の旅に出させてもらいました。
仕舞いこまれたお雛さま
私、ただ今40代半ば。
最後にお雛さまを見たのはいつだったのか思い出せないくらい・・・
たぶんきちんと飾って愛でたのは30年以上前のはず。
7段飾りのものでかなり場所もとります。
収納している箱もかなり大きいのですが、
倉庫というある意味魔の空間の
棚の上の方にずっと忘れられていました。
いや、本当は数年前から
「お雛さま、どうする?いつまでも置いとけないよね」
「もう朽ちてるかもしれないね」
「虫がわいてるかもしれないね↘↘」
と、どうにかしたいけど開けるのもこわい状態でした。
はしごかけないと届かないくらい上なので
ふだん目線には入りづらく
時々話題になりつつも放置状態。
でも、こんな状態うちだけじゃないのでは・・・と思うのですが^^;
あなたのお家にも何十年も仕舞いこまれた節句人形ありませんか?
三十数年ぶりのお雛さまとご対面
この度倉庫でちょっとした改修があり
これを機会にお雛さまを棚からおろすことになりました。
というか、私が仕事行ってる間に
夫さんが棚からでっかい箱を数箱なんとかおろしてくれて
母がお雛さま達を台の上にキレイに並べてくれてました。
箱に仕舞いっぱなしでかなり朽ちてるのではないか、
なんなら恨みで顔が変わってるんじゃないかくらい考えてました。
前言撤回。
思いの外、きれいな状態で穏やかな美しいお顔でした。
びびりまくってごめんなさい、と心の中で謝罪です。
ただ、着物の端の方が少し崩れるというか
触るとパラパラと落ちていくような状態でした。
そして、下ろしてみてビックリしたのが
お雛さま以外にもガラスケースに入った日本人形が3つと
弟の鯉のぼりも出てきたことです。
なんでこんなに人形が・・・(;゚ロ゚)
よくよく考えたら親や親戚の人達が
私の成長を願って送ってくれたものなんですよね。
すくすく育って今は余分なお肉と格闘の日々ですが↘
母は並べたお雛さまや人形にお酒とお塩を供えてくれてました。
母と私とで手を合わせながら
「今まで出してあげられなくてすみませんでした。
これからご供養に出させてもらいます。
ありがとうございました。」
とご挨拶してお別れすることになりました。
ご供養の旅の行き先を探す
地元徳島で人形供養している所を探してみたのですが
いつ受付なのか、供養料はいくらなのか、
といった所がよく分からなかったりでした。
徳島の勝浦町ではビッグひな祭りという一大イベントがあり、
家庭ではお役目をおえたお雛さまや人形を引き取ってくれるらしいのですが
期間が限られていたので断念。
ネットで検索すると出雲市のお寺が目にとまりました。
いつでも受付で宅急便も可。
節句人形以外に鯉のぼりも、
他にもフランス人形やお守りやぬいぐるみも
ご供養してくれるとか。
供養料は箱のサイズできまります。
縁もゆかりもない遠い所だけど・・・
出雲なんていいじゃないですか。神話の国ですよ。
お雛さまに長旅を楽しんでもらうのもいいかもしれない。
自分勝手な解釈かもしれないけど。
そんな訳で出雲市のお寺にお願いすることに決めました。
解体と箱詰め
解体、といってもお人形をバラバラにするわけではないですよ。
お寺さんではガラスケース入りのお人形も可、
ですがケースの分、箱のスペースをとるので料金増し増し。
ご供養は中のお人形だけでいいのでは、
ということになりガラスケースから出すことになりました。
これがね~、けっこう大変だったんですよ。
お人形と台が金具でガッチリ固定されてて
しかも足とか着物とか数カ所。
ケースの中で転げたらいけませんから
しっかり固定してて当たり前なのですが、
ペンチやらバールやらでなんとか取り外しました。
家には120サイズの箱があったのでそれに詰めました。
ちなみに120サイズは1箱3000円の供養料がかかります。
あまりギュウギュウにならない程度に重ねながら箱詰め。
7段飾りのお雛さまと日本人形は2箱に収まりました。
一緒に出てきた鯉のぼりも供養に出すことに。
意外と鯉のぼりが大きくて
箱のサイズに合わせながら畳んで入れて1箱に。
計3箱となりました。
お寺さんに電話で聞いてみた
お寺さんのホムペには
事前連絡のことなど特に記載がなかったのですが
初めてなので念のため電話で確認しました。
料金の確認と、
箱には名前と住所を書いた紙を同梱すること、
(ご供養ができたらハガキで連絡くれるため)
供養の記念品がいらない場合は不要と書いてほしいこと
など聞きました。
ホムペには書いてくれてたのですがね、
実際に確認できてホッとしました。
宅配便で送り出し
確認できたので聞いたとおり
名前と住所を紙に書き、
記念品は不要ということを添え同梱。
お雛さま達にお礼と別れを告げながら箱に封をしました。
宅配の受付で中身を聞かれ
「お雛さまです」と答えると
「あまり高価なものですと受付できないのですが・・・」
と言われたので、
ご供養に出すものなので多少は揺れても大丈夫だと答えると
受け付けてもらえました。
「宅配便で供養できるんですね~」と少し驚かれました。
そぅか、この辺りでは珍しいケースのようです。
受付の方が天地無用のシールを貼ってくれました。
で、このとき気がついたのですが
箱の中の空いてる所に緩衝材を入れるの忘れてたのですよ。
お雛さま達、本当に申し訳ない。
メルカリで送るときなんか緩衝材しっかり使ってるのに・・・
長旅の間にお顔がコロン、なんてなってないとよいのですが。
きっと宅配便の方が丁寧に扱ってくれると信じて送りだしました。
それから3箱分の供養料9000円を
お寺さん宛てに振込して完了。
数年間、手つかずになっていたことが
あっという間にできてしまいました。
行動に移してしまえば早いものですね。
ご供養が無事 終了
いつ頃、供養するんだろうね~
それなりに数が集まってからかな~
なんて、その後母と話しながら過ごしていると
一枚のはがきが届きました。
4月末頃に供養をしました、とのご報告でした。
縁もゆかりもない出雲にご縁ができたように思います。
いつか供養してくださったお寺を訪ねてみたいな。
お雛さまもお人形も鯉のぼりも
うちの倉庫で眠ったままにしておくより
こうして生まれ変われる方がいいのだと思ってます。
倉庫の上の棚の空いた空間を眺めながら
次は何を片付けようかと考え中です。
今日もここまで読んでくださってありがとうございました。
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