当ブログにお立ち寄りくださりありがとうございます。
大学生のお子さんをお持ちの方は、
お子さんの国民年金はどうされていますか？
うちの息子さんは、
「学生納付特例制度」を使い
支払いを猶予しています。
最近になって
「学生の子供の国民年金を親が払うと
親の手取りが増えるらしい」
ということを耳にしました。
調べてみると、きちんとした制度に基づいて
節税効果がある話だそうです。
今回は
・なぜ親の手取りが増えるのか？
・社会保険料控除の仕組み
・注意点や手続き方法
を、ご紹介します。
学生でも国民年金の支払い義務がある？
20歳を過ぎると、誰でも国民年金に加入し、
保険料を納める義務があります。
ですが、大学生などの収入が少ない人は
「学生納付特例制度」という制度を使って
支払いを猶予することができます。
でも払わなければ、
将来もらえる年金額には反映されません。
そんな中、「親が代わりに払うことで、節税にもなる」
という選択肢があるのです。
親が払うと手取りが増える理由は「社会保険料控除」
親が子どもの国民年金保険料を支払った場合、
その金額を「社会保険料控除」として、
親の所得から差し引くことができます。
例えば、年間で20万円の年金保険料を親が支払った場合、
その分が所得から控除されるため、
所得税や住民税が減額される仕組みです。
結果として、
➡ 支払う税金が減る
➡ 手取りが増えるように感じる
という流れになります。
適用される条件とは？
この「社会保険料控除」を使うためには、
以下の条件を満たす必要があります。
生計を一にしていること
親と子が同じ家計で生活していることが条件。
同居していなくても、
仕送りをしていれば対象になる場合もあります。
「生計を一にする」とは？
「生計を一にする」とは、
生活費や学費などを継続的に送っている関係
にあれば、別居でもOK というルールです。
たとえば：
- 子どもが県外の大学に通っていて、親が仕送りしている
- 電気・水道・スマホ代などを親が負担している
- 定期的に生活費を援助している
このような場合、住民票が県外でも
「生計を一にする親族」とみなされます。
注意点
- 仕送りの頻度や金額の証拠
（通帳の振込記録など）があると安心 - 稀ですが、税務署に確認されるケースもあるため、
「生活を共にしている実態」が重要です
親が実際に支払ったこと
年金保険料を親が実際に支払っていないと
控除は受けられません。
金融機関の引き落としや領収書など、
支払いの証拠が必要です。
「納付」していること
学生が「学生納付特例」を使って
猶予中の保険料は控除の対象外です。
控除を受けたい場合は、
実際に納付しておく必要があります。
年末調整 or 確定申告で忘れずに申告を！
控除を受けるには、以下のいずれかの方法で申告が必要です。
- 勤務先での年末調整（必要書類を提出）
- 自営業や控除漏れがある人は確定申告
「国民年金保険料控除証明書」などを
しっかり保管しておきましょう。
まとめ：節税しながら、将来の年金もしっかり備える
学生の子どもの国民年金保険料を親が支払うことで、
・将来の年金受給額を確保できる
・ 親の所得控除で節税効果がある
・ 結果的に親の手取りが増える
という、親子にとって嬉しいメリットがあります。
ただし、制度を正しく理解し、
条件を満たしているか確認することが大切です。
お子さんが20歳を迎えたら、
年金の手続きと一緒に「誰が払うか」も
話し合ってみてはいかがでしょうか？
現在22歳の息子さんは、
親に相談せず学校で
「学生納付特例制度」を申請しました。
当時は「払わなくてもいいなら助かる」と
軽く考えていたのですが、
実は年金保険料を支払うことで
節税のメリットがあることをこの度知りました。
今、下の娘さんは19歳。
次は娘の年金をどうするかを考えるタイミングです。
年金保険料は1年でおよそ20万円。
これを支払うと、その全額が所得控除の対象になり、
場合によっては3万円ほど
税金が安くなることもあります。
もちろん、支払った分は
将来の年金額にも反映されますし、
障害年金や遺族年金など、
万が一のときの備えにもなります。
単に「将来のため」だけではなく、
「今の安心」にもつながる制度だと感じています。
家計とのバランスを見ながら、
どうするのか考えていこうと思っています。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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