つい最近ですが、弟の知り合いが伊勢エビをもらったのであげる!とのご厚意で
伊勢エビが我が家にやってきました。
小さめですが4匹も!しかも活きてました。
何も持たずにもらいに行きレジ袋の中で新聞紙に包まれた状態。
弟は用事で外出、母は庭仕事、家には私と娘さん。
私がやるしかない状況・・・どうなったのか記録したいと思います。

伊勢エビのことを知ろう
せっかく活きたまま来てくださった高級食材、伊勢エビについて
食べるだけでなくこの機会にちょこっと調べてみました。
伊勢エビの数え方は?
先ほど4匹、と書きましたが生物学的に数えるときは「一匹」と数えるそうです。
そして、商品としては「一尾(び)」、「一折り」と数えるそうです。
今回どのように数えましょう・・・食べるのが目的なので4尾と数えたいと思います。
伊勢エビの収穫期は?
地域によるそうですが徳島での漁期は9月半ば~翌5月半ばだそうです。
それ以外は禁漁期。
6月~8月は産卵期だそうで、メスの身は落ちて味もよろしくないそうな。
旬の時期も地域によるそうですが11月~翌3月だそうです。
伊勢エビの有名な産地は?
1位 三重県
2位 千葉県
3位 和歌山県
4位 静岡県
5位 徳島県
だそうです。
1位の三重県は名前の由来にもなっている伊勢地方があるのでイメージが強いですね。
意外にも5位に我が県、徳島県がランクイン。
そんなに水揚げされてるなんて知りませんでした。
調べてみるものですね~
伊勢エビさばきに初挑戦!
まず初めにお伝えすると、すごく大変でした。メンタルが・・・

さばき方を検索
全く分からないので動画を検索。
1.頭の殻と身の間に包丁で切れ目を入れる 2.頭を押さえて尾をひねりながら身をはずす 3.尾の先に切れ目を入れて背わたを引っ張りながら取る 4.尾の外側(背中側)から包丁で叩いて殻をわってはずす 5.身を取ったら半分に切って薄い膜を切り取り身を氷水であらう 6.活きエビならそのまま刺身で食べてよし。
というのが包丁でさばく流れのようです。
動画ではこれを手際よくチャチャッとしてます。
理屈は分かるのですが見るのとやるのとは大違いでした。
包丁でさばけずキッチンばさみに変更
まず 1 の頭の殻と身の間に包丁で切れ目を入れる作業ですが
いざ包丁を入れてもちゃんと殻から身がとれてるのかどうかが分からない。
視認できないので感覚がたよりですが、全然分からない。
手早く苦しませないように・・・とは思うのですが
「ごめんね、ごめんね」と謝りながら包丁を突き刺す私。
その間にもエビはうようよと足やら尾が動いております。
そして 2 のひねりながら頭から尾をはずす作業が・・・
まな板の上で頭をおさえて尾を持とうとするも
やめてくれとばかりに動く動く・・・
早々に心が折れてしまいました。
隣で見ている娘さんがキッチンバサミでさばくやり方を調べてくれました。
きっと包丁だからできないんだ!ハサミならできるかも!
キッチンバサミでさばいてみる
キッチンバサミでのさばき方は・・・
1.尾の先の中央をキッチンバサミで半分に切る 2.尾の内側(腹側)の殻を尾から頭に向かって中央をキッチンバサミで切っていく 3.続けて頭の裏側も切っていく 4.尾の外側(背中側)の殻もキッチンバサミで切っていく 5.頭の先の硬い部分を包丁で身と殻ごと切る 6.キッチンバサミで切ったところにあわせてキッチンバサミで半分に切っていく 7.背わたをとったらできあがり!
と、キッチンバサミでは左右真っ二つにするさばき方です。
包丁も少しは出てきますがとりあえずこのやり方でやってみるしかない。
背中側から頭を持って尾の先にハサミを一太刀。
パチンッと切った瞬間、ビクンッと尾を丸めるエビ。
反射的に「ごめんっ!!」と思わず謝る私。
痛いのか?!痛いよね・・・魚は痛点がないって聞いたことあるけどエビはどうなのか。
一太刀すすめるごとに
パチンッ ビクンッ 「ごめんっ!!」
パチンッ ビクンッ 「ごめんなさいっ!!」
パチンッ ビクンッ 「もうムリ~~~~~!!」
尾の部分を切っていくだけで疲れてしまいました。
いや、伊勢エビの方が辛いでしょうね。
うちに来たばっかりにあれやこれやと試され、時間ばかりかかってしまい・・・(ノД`)
その後もハサミではうまくできなくて、
包丁でやってみたけどやっぱりうまくできなかったり
殻から身がキレイにはがれなかったりで
身がちょっとしかとれませんでした。
ふとあるマンガを思い出しました・・・
「すみれ先生は料理したくない」というマンガご存知ですか?
料理が超絶苦手なピアノの先生・すみれ先生があじをさばく回があるのですが
立派なあじの身が一体どこにいったのかってくらいの量になり、
それ見て大爆笑してたのですが・・・
リアルにすみれ先生状態になってしまいました。
「さばく」を諦める
1尾をさばき終わった所で母が帰ってきました。
活きてるエビをこれ以上さばくのは難しい・・・ってことで
あとの3尾は丸ごと蒸すことにしました。
母は豪快です。
胴体をおそるおそる持つ私とちがい
エビのひげ(?)を3尾まとめてぶら下げて持ち
まとめて蒸し器にイン!
ちなみに熱が入ると尾が丸まって食べにくいので
尾の部分に串を刺して真っ直ぐにして蒸す方がいいらしいです。
が、もう串刺すのもいいや!ってことでそのまま入れました。
蒸し器の中で動くエビに謝りながらフタをします。
最初にさばいてちょっぴりになってしまったエビは
グリルで焼きました。
実食!焼きエビと蒸しエビ、どちらが美味しい?

蒸し伊勢エビができました~~
キレイな赤色に丸ごとなので皿にのせるとなんか豪華に見えます。
さすが、伊勢エビ!
一方 焼き伊勢エビの方は焼くことで身が縮みさらに小さく・・・
一人あたり2口ほどになりました。
でも、焼いたエビは身がブリンっとして甘みがぎゅっと詰まった感じで
少ない量でもしっかり味わえました。
蒸しエビは焼きエビよりも若干ふんわりした食感で
一人1尾あったのでお腹いっぱい食べられました。
甘みは少しあっさりした感じ。
個人的には焼きエビの方が好きです。美味しかった~~

それにしても、生のときは殻から身を取るのが大変だったのに
火を入れると手で取れちゃうんですよね。
今まではエビの殻をむくのが面倒に感じてましたが
活きエビさばくのに比べたらぜんっぜん楽ですね。
伊勢エビ調理をしてみた感想
器用な方ならさばけるかもしれませんが
不器用!料理苦手!なら
丸ごと焼く・蒸す・茹でる
で十分美味しく食べられると思います。
素材が良ければシンプル調理で十分ですね(^^)
今回、「活きたエビをさばく」という貴重な経験ができました。
結果 失敗に終わりうまくできなかったけど
切り身の魚とかしかふだん食べないので
命をいただいてるんだな・・・と
「食べる」って本当は大変なことなんだなって実感しました。
また活き伊勢エビが我が家にいらしてくれたら
丸ごと焼いてみたいと思います!
大事に食べるからまた来てね~~
今回もここまで読んでくださってありがとうございました。
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